カラダを触るときの感覚について

骨張ってて、使う筋肉だけ微妙に発達してる私のカラダは、マッサージされてると
チキン(チキチキボーン、ケンタッキー、手羽など)が脳裏をよぎる。

される方としても、する方にも、そのイメージを伝えると「あー、たしかに(笑)」とかいって。


最近、人のカラダを仕事として触るとき、たまにものすごいカラッポになってるときがある。
もう、今更段取りを間違うこともないし、何も考えなくても、80分順序よく揉んでいくことができる。
ある程度の要望にも合わせられるようになってきてると思う。
だからこそ、ぽかーんってカラッポになったまま、体だけ動いてるような感じになっていることがあるのだが…
…よくないことではあるが!
その時に、なんというか不意に、カラダがなんなのか分からなくなる時がある。


今、揉みほぐしているのは、確かにお客さんのカラダで、生きてる人間。
柔らかく、ほぐす気持ちでやっているとはいえ、なんかこう「人間を揉む」という感覚より
「肉をさわってる」みたいな感覚になるというか

よくわかんないけど。
それが、ちょっと怖いっていう記録。
確かに、そこにあるのは人間やのに、タオルをかけられると、顔が見えなくなると、なんとなく肉の感覚にシフトする瞬間が、ある。

感情が一瞬飛んでるっていうことかなあ。


感情がなくなるだけで「生きてる人間のカラダを肉と思える脳みそ」が人間にあるんやとしたら、そりゃ戦争とかそういうのもなくならないわけよな…という
かなりぶっとんだところに考えがいきました。

イメージをセーブすること、イメージを具体的にでなく、なにかユニークな表現で発散すること、そういう器用さも必要