★みる く て

冴えない足をひきづるようにして、洗面台に向かった。
いや、そうじゃない、コンビニにいったのか。ソファにすわったまま、手は前でゆるく組んでいた。
そこで、
ホープわかばとよく売れてたキャメルナッツフレイバーをフェイクで購入し
あとはペヤングを買い
そして、組んでいた手をほどいた。
いや、そうじゃない、ほどく前に、お湯がもう沸いていた。
ペヤングにお湯を注ぐ前に、火を点けていた。
部屋には、濛々と煙が立ち籠める。
「コーヒーフレイバー」「じゃあコーヒーのめよかへいん中!!!!」


いつ、あたしは、きみと、なにをしていたのかしらない


体と頭の意思は既にめためたにされているみたいだった。
いけないよなんていまさらもうだれもなにもいってくれない。
でもきみと一緒にいたいなとかは思う(しかも明確に)
いい感じの背中の肉と、洗ってない2日目のにおいとで、そういうのも好きだと
きみのからだに思い切りすり寄る。


あたしはでもきみといるためにどうにでもなれるかどうかは不安でしかたがないんだよ
コーヒーよりは紅茶派なので
あと、やっぱり燻製にもなれないと思うのに